被爆者相談所および法人事務所
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国民平和大行進が広島に向け出発 車列の行進で沿道にアピール

2021年は宣伝カーのリレーで

 2021年原水爆禁止国民平和大行進の東京―広島コースが、5月6日に出発しました。この平和行進は、「歩く」ことで核兵器の完全禁止と廃絶を求めようと1958年から始まったもので、この年は東友会結成の年でもありました。それから63年間、全国各地で続いています。

いまできる最善を

 核兵器禁止条約が発効した記念すべき年ですが、新型コロナウイルス感染症拡大により活動が大きく制約を受けています。緊急事態宣言のもと、第五福竜丸展示館前で開かれた出発集会は限られた参加になりました。しかし、その模様はオンライン集会と合わせてインターネットを通じて全国に配信されるなど、いまできる手段で最大限の努力がなされています。

屋外に展示されている第五福竜丸のエンジンの上に設置されている屋根の下、4人の集会参加者が並んでいる。うち中央の2名が、「日本も核兵器禁止条約に参加を 2021年原水爆禁止国民平和大行進」と書かれた横断幕の端をそれぞれ持って、上端をあごの高さに掲げている。
江東区夢の島の第五福竜丸展示館前でおこなわれた代表者による出発集会の模様はインターネットで配信。

禁止条約に参加する日本に

 展示館前では、原水爆禁止世界大会運営委員会の高草木博共同代表が、「核兵器禁止は世界に拡がる現実。日本政府を核兵器禁止条約に参加する政府に変えさせるために力を合わせよう」と挨拶。連帯の挨拶に立った第五福竜丸平和協会の安田和也事務局長は、3月に亡くなった第五福竜丸元乗組員の大石又七さんの思いを未来に伝える決意を述べました。
 オンライン集会では、東友会の家島昌志代表理事、日本被団協の和田征子事務局次長などが挨拶。家島代表は、自身が被爆70年をすぎて原爆放射線のため甲状腺がんに罹ったことから、原爆放射線の後障害で今も苦しんでいる被爆者の実態を証言し、核兵器廃絶を強く訴えました。

演台に載せたマイクを使って話す家島昌志代表理事。背後の壁に「原水爆禁止国民平和大行進」と書かれた旗が掛けられている。演台には、「核兵器禁止条約に」(続きは写っていない)と書かれた旗か横断幕が掛けられている。
オンライン集会では、東友会の家島昌志代表理事が連帯の挨拶。

車列の行進に託して

 今回は、新型コロナ感染防止のため人の行進はおこなわず、宣伝カーによる「平和行進」の車列が広島に向けて出発。江東区から東京駅などの目抜き通りを通って日比谷公園まで「行進」しました。

平和行進(東京―広島コース)2日目 港区・芝公園で出発式

 5月6日に江東・夢の島から広島に向けて出発した2021年の平和行進は、7日に港区の芝公園で2日目の出発式がおこなわれ、約80人が参加しました。
 出発式には、港区の男女平等参画課の荒川正行課長が武井雅昭区長のメッセージを代読し、東京の被爆者を代表して港・港友会の髙木恭之事務局長が挨拶しました。
 屋外でしたが緊急事態宣言が出ているなかであり、短時間の集会となりました。2021年は人の行進はなく、参加者は宣伝カー3台を見送り、広島までの無事を祈って散会。この日に神奈川県に引き継がれました。(髙木恭之)

マイクを使って話す、たすきを掛けた髙木さん。その横には「被爆者とみんなの願い 核兵器禁止条約が発効しました 唯一の戦災被爆国の日本こそ参加を!」と書かれた横断幕を広げて持つ3人の人がいる。また、人の頭より高い位置にスピーカーを設置しているスタンドには、「核兵器のない世界を」と書かれたのぼりがつけられている。
2日目の平和行進出発式で挨拶する髙木さん