Peace Wave 2018 たなばたアクション 核兵器廃絶の願いとひとつに
日本政府は被爆国としての責務を果たして
「核兵器禁止条約」が採択されて1周年にあたる2018年7月7日夕刻、新宿駅西口で「たなばたアクション」がおこなわれ、日本政府がこの条約を批准し、被爆国として核兵器廃絶を願う国際世論をリードすることと、条約の1日も早い発効をよびかけ、通行人に「ヒバクシャ国際署名」への協力をよびかけました。
この行動は、ヒバクシャ国際署名連絡会が世界の人びとと連携して企画した「ピースウエーブ2018」行動の一環として、東友会、東京都生協連、東京原水協など19団体が参加する「ヒバクシャ国際署名をすすめる東京連絡会」がよびかけたもの。26人の被爆者をはじめ、被爆二世、原水協、新婦人、東京都生協連、東都生協の人びとなど126人が参加し、午後4時からの90分の活動で330人の署名と1万1400円の募金を集めました。
時宜に適った訴え
新宿西口のロータリーに止めた宣伝車からは、新婦人都本部の岡田尚子さんの司会で東友会の大岩孝平代表、家島昌志・濱住治郎執行理事をはじめ、東京原水協、東京都生協連、新婦人、「おりづるの子」(東京被爆二世の会)の代表が次々にマイクを持ってリレートーク。トークの合間には、東京うたごえ協議会の大熊啓さんが平和の歌とギター演奏で通行人を引きつけました。
歩道では、国連のシンボル色であるライトブルーのタスキをかけた被爆者や、ライトブルーの衣服や装飾品を身につけた被爆二世、新婦人の会員、生協の人びとが、スローガンの横幕や画板をもってヒバクシャ国際署名への協力を訴え、その側に並べた机の脇で、浴衣を着た新婦人や原水協の若い女性が、団扇を片手に、七夕の笹竹の前に立ち、「短冊に願いを書いてください」とたおやかによびかけました。
七夕の笹竹には、平和の『和』の字を間違えて短冊に書いて、直してもらった小学生のものや日本語に混じって、英語、朝鮮語、中国語などで書かれた短冊が、七夕飾りや折り鶴とともに揺れていました。
好意的な反応多く
通行人からは「上手な歌を聴かせてもらったから署名するね」「私の母も被爆者でした。核兵器廃絶を願っています」などの声が寄せられ、参加者からは、「さすがに100人を超えると、アピール力が違うね」の感想も。90分の行動の最後は、宣伝車からの「青い空は」のリードで参加者全員が合唱しました。