東友会結成60年事業 式典の記念講演など決まる
「60年史」の作業も順次すすむ
2018年11月18日に予定している東友会結成60周年記念式典・祝賀会と、この日に刊行する「東友会結成60年史」の企画・編集が着々とすすんでいます。
式典・イベント小委員会は、家島昌志・山田玲子執行理事と中西俊雄理事を中心に、式典・祝賀会の進行と感謝状を贈る団体と功労者の選出について検討し、つぎの内容が決まりました。
感謝状を贈る団体については、この間5年以上、東友会を物心両面で支えてこられた7団体とし、東友会の協議会理事として10年以上活動し、これまでに感謝状を受けたことのない被爆者26人と新聞編集やコンピューター関連の専門家として事務局を10年以上支えている2人に感謝状と記念品を贈ることを決めました。個人に贈る記念品は、広島の平和公園にある原爆の子の像に献げられた折り鶴を使って福岡市の被爆者が創った博多人形にすることも決め、注文も出しました。
祝賀会の最初の講演会は、山田寿則さん(明治大学法学部兼任講師)に、核兵器廃絶をめぐる国際情勢について講演をお願いし、つづくミニコンサートは、松林潤子さんに歌とギター演奏をお願いしました。山田さんは、憲法と核兵器に関する著作が多く、わかりやすい講演をされる方と東友会監事でノーモア・ヒバクシャ訴訟東京弁護団の内藤雅義弁護士が推薦しました。松林さんは東都生協の組合員として長年、被爆者を支えてきた一人です。手遊びなども加えた楽しい企画が期待できます。さらに、東友会の60年をスライドも上映します。
出版小委員会は、山本英典執行理事を中心に、全体の企画をA5判300ページで三部構成にすることが決まりました。第一部は東友会が毎年の慰霊祭・追悼のつどいにあわせて28年間刊行してきた『生命もてここに証す』で紹介した亡くなった被爆者のなかから、東友会を支えた人びとの被爆証言、第二部は東友会の60年を写真で紹介し、第三部は60年間の日誌とすることにしました。
実務は、熊田育郎理事と綿平敬三理事を中心に進行。古い証言の打ち込み作業や、写真の選定作業などが進められ、日誌も素案ができつつあります。
印刷会社の選定のための入札もおこない、7月中には結果が出る予定です。