おりづるの子(東京被爆二世の会) 広島ツアーなども検討
2013年に発足したおりづるの子(東京被爆二世の会)は、結成6年目の活動に入っています。日本被団協が呼びかけている「ヒバクシャ国際署名」のさらなる広がりを求めながら、会員らによる広島学習ツアーなど新たな取り組みの検討も始まっています。
3月に「親の高齢化」をテーマに学習交流会
おりづるの子では、毎年5月に定期総会を開催し、毎年秋と春に全会員に呼びかける学習交流会を企画しています。2017年度は10月と3月に実施しました。
2018年3月17日に、東友会ビル会議室で開催した春の学習交流会「いま親にしておきたいこと してあげたかったこと」では、会員ら16人が参加しました。私たち被爆二世・三世のなかでも、高齢になった親の暮らしへの配慮、介護のこと、郷里の住み家や墓所、相続のことなど、「親の高齢化」をめぐるさまざまな問題に向き合う人たちが増えています。それぞれの経験や悩みを率直に語り合い、交流できる場をつくりたいと考え、このような学習交流会開催の運びとなりました。
話題がたいへん広範囲におよぶ学習交流会となりましたが、参加者それぞれの思いや悩み、考えていることを率直に交換でき、有意義な時間を過ごすことができました。
ヒバクシャ国際署名を広げ新たな企画にも取り組んで
日本被団協が呼びかけている「ヒバクシャ国際署名」にも継続的に取り組んでいます。2018年1月6日浅草雷門前での新春6・9行動には、会員らで声をかけあって参加しました。2月には全会員宛に署名用紙を再配布し、いっそうの広がりを呼びかけました。この7月7日に新宿西口で開かれる「たなばたアクション」にも、多くの会員の参加を呼びかけています。
2018年5月19日に開催したおりづるの子定期総会では、2018年度の活動方針の柱の一つとして、引き続きさまざまに工夫しながらヒバクシャ国際署名への取り組みを広げることを決議しました。また、秋・春の学習交流会の開催に加えて、広島学習ツアー開催の検討、小規模な会員交流サロンの継続的な開催ができないかなど、新たな企画への取り組みも始まっています。
東友会の活動に参加・協力
東友会の各種の活動に参加・協力しました。
2017年7月26日、東友会が毎年開催している東京都福祉保健局との懇談会に参加。平山雪野運営委員が発言し、被爆二世健診時期の拡大、被爆二世がん検診への胃カメラ検査の早期採用を求めました。
同年9月24日、葛飾区のテクノプラザかつしかで実施された東京都原爆犠牲者追悼のつどい(東京都主催、一般社団法人東友会企画・運営)に、会員らが参加しました。
ノーモア・ヒバクシャ東京訴訟に対して、引き続き裁判傍聴や集会への参加などの支援活動に取り組みました。
また、東友会が都内の各地で開催している「地区なんでも相談会」に、近年被爆二世の参加が増えていることから、原則として当会からも運営委員のいずれかが毎回参加することとし、三鷹・武蔵野(2017年4月16日)、練馬(同8月21日)、目黒(同11月19日)、荒川・足立・葛飾(2018年2月17日)の相談会に、当会の案内資料等を持参して参加しました。
東友会との定期協議は、3カ月に1回のサイクルで継続しています。会のウェブサイトを適宜更新し、会のPRなどに活用しています。