原爆被害者の墓の前で故人を偲ぶつどい 雨のなか21人が参列
2017年10月29日、八王子市の東京霊園で「原爆被害者の墓の前で故人を偲ぶつどい」が開かれ、台風による激しい雨をついて21人が参加しました。この墓は、原爆被害者の墓保存会が被爆60年を期して建立。現在45人が合祀されています。この中には、東友会の原爆犠牲者慰霊碑に納められていた22人の分骨と1人の遺髪、遺族が記名だけを希望した被爆者も含まれています。
今回は、牛島康子さんの納骨と参列者全員による献花を墓の前でおこなったあと、休憩所に移動して「つどい」を開催。滝本昌二保存会副代表による国連の核兵器禁止条約採択などにふれた挨拶の後、東友会の大岩孝平代表理事が、「原爆被害者の墓」が東京の被爆者と遺族の心の支えとなっていることへの感謝を表した挨拶をし、2017年1月以降に亡くなられた3人の遺骨について保存会の村田未知子事務局長が報告しました。牛島さんの遺族が「母は、この『つどい』の毎年の記念写真を大切にし、このお墓に入ることを楽しみにしていました」と話すなど、参加者がなごやかに交流しました。
「原爆被害者の墓」についてのお問い合わせは、東友会事務局まで。