被爆者相談所および法人事務所
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東友会新春のつどい 「ヒバクシャ国際署名」で非核の世論広げる年に

原爆被害を生み出さないために語り続けよう

 2017年1月29日、東友会新春のつどいが平和と労働センターで開かれ91人が参加しました。核兵器廃絶条約の締結を求めて、2020年8月を目途に世界の数億の署名を集めようという「ヒバクシャ国際署名」のよびかけと、ノーモア・ヒバクシャ訴訟の全面勝利・原爆症認定制度の抜本改定、原爆被爆者への国の償いを求める決意を固め合うとともに、なごやかな交流の場となりました。
 つどいの最初に司会の家島昌志執行理事のよびかけで、原爆犠牲者への黙祷が捧げられたあと、大岩孝平代表理事が開会の挨拶。スライド上映による東友会の1年間の活動紹介を、濱住治郎執行理事が担当しました。

「つどい」の最後、参加者全員が立って歌っている場面を会場前から撮った写真。
被爆者を中心に、議員、医師、弁護士、支援者たちが、こころひとつに交流

各政党から来賓

 2017年の政党関係の来賓は、7会派13人。到着順に、共産党の吉良よし子参院議員、公明党の高木美智代衆院議員、無所属の塩村あやか都議、社民党の浅田保雄文京区議、生活者ネットの小松久子都議、民進党の初鹿明博衆院議員が党・会派を代表してあいさつ。自民党からは菅原一秀衆議院議員の秘書が参加し、議員のメッセージを紹介し、都議会自民党からもメッセージが届きました。

高木美智代衆院議員(公明)
初鹿明博衆院議員(民進)
吉良よし子参院議員(共産)
小松久子都議(ネット)
塩村あやか都議(無所属)
浅田保雄文京区議(社民)

笑いが絶えない交流

 第2部は、東都生協の大出友記子副理事長の乾杯の発声で開会し、2016年リーグ優勝したプロ野球の広島カープ球団の赤い帽子とユニホームをまとった村田未知子執行理事の司会で懇親がすすめられました。
 今回は日本被団協の岩佐幹三代表委員、東友会の顧問医・園田久子医師、向山新医師、日本原水協と東京原水協、第五福竜丸平和協会、東京空襲遺族会、東京非核政府の会、けやき平和コンサートの会の代表とノーモア・ヒバクシャ訴訟をともにすすめる弁護団から内藤雅義、中川重徳、宮原哲朗の各弁護士、被爆二世の会「おりづるの子」の代表が、司会者から手渡されるカープの赤い帽子をかぶって順番にあいさつしました。
 2017年の新企画は、「被爆者地区の会の自慢話」。参加した24地区の代表が、この日の参加者とともに地区の会の活動を紹介しました。「親の遺言で自慢話はするなといわれた」「私は長崎被爆なのでカープの帽子はかぶらない」と会場を沸かせた会もありましたが、行き届いた相談事業をすすめている、原爆展を毎年欠かさず開催している、自治体との深い連携を築いているという地区や、この日元気に参加した90歳を超えた役員が自慢という地区もあり、ユニークな自己紹介が続きました。
 つどいの最後は、恒例となった内藤弁護士の「三三七拍子」のエネルギッシュでコミカルな舞に大笑いし、圧倒された後、梅岡功さん(武蔵野けやき会)の指揮で「青い空は」を全員が合唱。山本英典執行理事が閉会のあいさつを述べました。

壇上に立つ医師2名。園田医師がマイクを持っている。
向山医師(右)と園田医師
壇上に立つ弁護士3名。宮原弁護士がマイクを持っている。
右から宮原、中川、内藤弁護士
広島カープ球団の帽子をかぶり、自席で立ちマイクを持って笑顔で報告する地区の会の方
地区の会からユニークな報告