被爆者相談所および法人事務所
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ノーモア・ヒバクシャ東京1次訴訟控訴審 国側の意見書を徹底批判

 2016年12月1日、東京第1次訴訟の控訴審第3回弁論が東京高裁101号法廷で開かれ、約70人の被爆者と支援者が傍聴しました。
 被爆者側代理人の坂田洋介弁護士が下咽頭癌について、芝田佳宜弁護士が甲状腺機能亢進症について、金井知明弁護士が脳梗塞について、それぞれ国側が提出した医師の意見書に反論。地裁で尽くされた論議を蒸し返しているに過ぎず、いたずらに裁判の遅延を謀る意図があるとしか考えられないと批判しました。
 法廷は30分ほどで終了。次回は2017年3月16日に同法廷で開催すると決まりました。
 その後、会場を衆院第2議員会館第1会議室に移して報告集会を開催。弁護団から意見陳述についての解説があり、傍聴した人たちからも発言が多数ありました。
 12月12日に予定されている大臣協議の持ち方についても説明があり、2017年が第1次、第2次を含めた東京訴訟控訴審の山場であることと、支援を強めることを確認し合って、約1時間の報告集会を終えました。

法廷のスケッチ。上半分を使って着席した裁判官3名が、下半分をつかって被爆者側席の弁護士らが描かれている。弁護士のうち一人がマイクを持ち、書類を見ながら発言している場面。
法廷のスケッチ:石飛公也