被爆者相談所および法人事務所
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原爆症認定 ケースbyケース

 「東友」7月号で紹介した後、東友会を通じて原爆症認定申請を提出していた被爆者のうち8人が認定され、1人が却下されました。(2016年8月10日から9月10日)
 厚生労働省が控訴を断念したノーモア・ヒバクシャ東京第2次訴訟原告5人に、9月はじめに認定書が届きました。合わせて紹介します。

原爆症認定申請

認定

申請病名性別被爆時年齢被爆状況申請年月ほか
橋本病男性13歳広島1.2キロ直爆2016年2月申請。
前立腺がん男性2歳広島2.2キロ直爆2016年3月申請。
胃がん(残胃)男性13歳広島1.5キロ直爆2016年3月申請。
直腸がん男性13歳広島2.5キロ直爆2016年4月申請。
右腎盂尿管がん男性15歳長崎1.0キロ直爆2016年4月申請。
十二指腸乳頭部がん男性17歳広島1.1キロ直爆2016年4月申請。
骨髄異形成症候群女性15歳広島1.0キロ直爆2016年4月申請。
腎臓がん女性4歳広島1.5キロ直爆2016年5月申請。

却下

申請病名性別被爆時年齢被爆状況申請年月ほか
脳腫瘍(小脳血管芽腫)
却下理由:起因性
女性3歳広島2.5キロ直爆2016年4月申請。

ノーモア・ヒバクシャ訴訟原告

 この5人は6月29日、東京地裁が原爆症と認定する判決を言い渡した後、厚生労働省が控訴を断念した原告です。

勝訴後認定

申請病名性別被爆時年齢被爆状況申請年月ほか
甲状腺機能低下症
却下理由:起因性
男性13歳長崎3.0キロ直爆2010年11月申請。
心筋梗塞
却下理由:起因性
女性13歳長崎3.0キロ直爆2011年3月申請。
前立腺がん
却下理由:要医療性
男性9歳長崎3.0キロ直爆2011年5月申請。
大腸がん
却下理由:起因性
男性4歳広島3.6キロ直爆2012年9月申請、2013年5月死去。
【注】胃がんと肺がんについても申請していましたが、薬の副作用などが原因であるとされ、地裁の判決で認められませんでした。
甲状腺機能低下症
却下理由:起因性
男性7歳広島2.2キロ直爆2013年3月申請。