被爆者相談所および法人事務所
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都庁展望室で原爆展 国連原爆展のパネルを初公開

草の根からの参加で「核なき世界」をつくる力に

 東友会は2010年度も11月27日から5日間、東京都庁第1本庁舎南展望室で「伝えようヒロシマ・ナガサキ東京原爆展」を開きます。メイン企画は、2010年5月3日から6月22日まで核不拡散条約(NPT)再検討会議が開かれた国連本部のメインロビーで日本被団協が開催した原爆展パネルの展示。日本国内では初公開になります。
 このパネルは、原爆投下前後の広島・長崎市内の写真など当時の被害のありさま、核兵器廃絶のために訴え続けてきた被爆者の姿と証言、広島・長崎原爆の構造から、世界各地の核実験場周辺住民の被害とともに、核兵器廃絶にむけた被爆者と市民の力強い運動のようすが50枚の写真と図表で克明に紹介されています。国連で使われたパネルはすべて英文ですが、今回は日本語訳をつけて展示します。
 さらに、原爆が人間に与えた被害を明らかにさせるために被爆者が中心になって企画し、毎回好評な「原爆と人間展」パネル、被爆者が身につけていた衣類、原爆の熱線の強さを伝える被爆した日用品などの実物の展示も準備しています。
 今回の原爆展の後援は、これまでどおり、東京都と広島・長崎両市と東京新聞。ことしからは、東京都生協連と東京地婦連に協賛をお願いしました。当日のスタッフは、被爆者とともに被爆二世と都民のみなさんにボランティアでの協力を依頼し、観光客のために英語、韓国語、中国語の通訳も配置する予定。入場は無料です。
 東友会は、ぜひ多くの人びとに入場してほしい、ボランティアで協力できる場合は、事務局に知らせてほしい、原爆展開催のための募金に協力してほしいと、よびかけを広げています。

国連で展示したパネルその1。ニューヨーク市の地図に、中心地タイムズスクエアを爆心とした同心円を描く。上部には英文による解説。
「もしニューヨークに原爆が落とされたら」のシミュレーション図で米国民と国連関係者に関心を促す
国連で展示したパネルその2。海外で行われた大規模なデモ行進の写真を背景に、日本被団協の声明を英文で掲載。
被爆者をはじめ世界の世論は「核兵器も戦争もない世界」を求めていることを各国の国連代表にアピール