東友会「新春のつどい」盛大に 願いを前進させる被爆65周年に
2010年1月31日、東友会恒例の「新春のつどい」が豊島区勤労福祉会館で開かれました。参加した被爆者と都民は119人。2009年を上回る参加者に、案内係はイスを追加するなど大奮闘でした。
黙祷ではじまったつどいの最初に、飯田マリ子会長が「原爆被害への国家補償と核兵器廃絶をめざす東京の被爆者の願い」と題して、半世紀を超えた被爆者運動の歴史を振り返りながら講演。つづいて、到着順に政党の代表があいさつしました。
都議会議長はじめ各界から来賓
2010年参加した政党・議会関係の来賓は、田中良都議会議長、伊藤正信中野区議会議長をはじめ、民主党からは初鹿明博衆院議員など、自民党は樺山たかし都議、公明党から長橋桂一・大松あきら都議など、共産党からは笠井亮衆院議員、小池あきら参院議員、たぞえ民夫都議など、都議会生活者ネット・みらいの西崎光子都議、新社会党の富山栄子都本部副委員長と、6政党・会派14人になりました。
原爆症認定集団訴訟の動きなどを紹介した山本英典副会長の乾杯の発声の後は、被爆65周年にあたる「新春のつどい」とあって、顧問医の園田久子医師、集団訴訟弁護団の中川重徳弁護士、集団訴訟医師団の向山新医師をはじめ東京都生協連と東都生協、東京地婦連、東京原水協、けやき平和コンサートの会、キリスト者平和の会、東京非核政府の会、東京平和委員会、東京空襲犠牲者遺族会など東友会を支える支援団体の代表から、寄金の授受やなごやかなあいさつがありました。
つづいては、2009年も好評だった被爆者によるパフォーマンス。都内3カ所にわかれた参加者が、工夫をこらして童謡や歌謡曲などを合唱しました。さらに2010年の初企画は、事務局企画による「年男年女のパフォーマンス」。「前後賞」として、寅年だけでなく丑年卯年生まれの参加者もふくめて84歳から58歳までの被爆者と支援者、事務局員が虎の帽子や虎の手の手袋をはめて、フーテンの寅さんの「男はつらいよ」を熱唱。会場を沸かせました。
「反核バザー」も大賑わい
参加者からの物品提供を受けておこなう「反核バザール」は、2010年も事業部や東友会理事が大奮闘。
2010年の目玉商品は、一般には買えないサンフレッチェ広島所属選手のサイン入りサッカーボールと100枚の美しい手書きの絵はがき。手の込んだ造花の花束、ハンドバッグ、食器から遠赤外線の下着など27人から219点が出品され、5万4500円の寄付が寄せられました。