初のブロック主催相談会 今後の地区活動にはずみ
東友会の多摩西部ブロックが2009年7月11日に相談会を開き、ブロック内の5地区から17人が参加しました。東友会は2006年度からブロックの活動を強化してきましたが、ブロック単位で相談会を開いたのは初めて。長橋博也ブロック代表が開催地の昭島市の役員と力を合わせ、会場の確保や電話入れをして参加をよびかけました。
多摩西部は立川市、青梅市、昭島市、日野市、福生市、あきる野市などの10市町村に6つの地区の会がありますが、ブロック内の在住被爆者数は380人ほどで町田市と同程度、都内全体の約5%です。個々の地区の会の規模が小さく、単独では相談会が開けない状態がつづいていました。
相談会では、東友会の大岩孝平事務局長が、地区の実情をふまえ、地域に密着した活動を支援するため東友会としてブロックが相談会を開くことをすすめたいとあいさつ。昭島しあわせ会の田代啓子会長が在住被爆者の実態を紹介した後、東友会の村田未知子相談員がスライドを映写しながら原爆症認定制度について説明しました。
つづいて1時間ほど参加者との質疑応答。手帳申請から原爆症認定、介護保険問題、医療費や被爆二世の制度についての質問が活発に出されました。
そのあと5地区の代表は、今後は鉄道の沿線別に相談会を計画するなどして、制度を知らせながら、高齢化がすすむ地区の会の組織強化もはかりたいと話していました。