被爆者相談所および法人事務所
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「未来への伝言」広島平和祈念館へ寄贈

物故者ふくむ392人の被爆者の願いを永久保管

 東友会は1994年5月に「未来への伝言」への記入をよびかけました。「未来への伝言」は、B4版1ページに氏名、生年月日、被爆当時の職業・所属をはじめ、(1)「あの日」:ぜひ伝えておきたい、あの時の光景や出来事、(2)「戦後」:被爆後の病気や生活の苦しみ、(3)「現在」:いま被爆者としての生き方と訴えたいことの3点を自由に記載し、写真を1枚貼る書式になっています。
 「未来への伝言」はよびかけ当時に月刊になった「東友」や地区の会のニュースや会合などで幅広くよびかけられ、この書式を使った体験集が各地で刊行されました。
 「未来への伝言」は自由記載部分に書ききれない思いを別紙に記入したものも多く、故人となった被爆者の記録も多数残る貴重なものです。
 東友会は2009年夏、保管してきた「未来への伝言」を国立広島原爆死没者追悼平和祈念館に寄贈することにし、392人分を送付しました。

一人分ずつ透明な袋に個装して保管していた「未来への伝言」の束
「未来への伝言」