杉並で原爆症認定集団訴訟の提訴説明会 提訴予定者の声切実
2006年11月11日、杉並光友会と東友会は杉並区障害者交流館で「原爆症認定集団訴訟をすすめるための説明・交流会」を開き、杉並の原告2人、集団申請に参加した6人をはじめ、光友会の沖健一郎会長、東友会の長岡和幸事務局長、弁護士など19人が参加しました。
東京原告団の山本英典団長は、裁判の全国的な動きを報告。東京弁護団長の高見澤昭治弁護士は、大きな世論づくりとともに第2次集団訴訟への参加と被爆の実態を知らせる運動が不可欠と発言。菅井紀子弁護士が裁判の費用などについて説明しました。
提訴を決意している被爆者・遺族からは、井上惣左衛門さんが「被爆二世の長男が勤務中に倒れ亡くなった。48歳だった。私が申請した病気と同じ。原爆との因果関係を明らかにさせたい」と発言。異議申立中に亡くなった父の思いを受けつぐ進藤小雪さんは「被爆者の夫と2人の息子がブラブラ病で苦しんでいる。被害を明らかにさせたい」と思いのたけをのべました。