被爆者相談所および法人事務所
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バンクーバー世界平和フォーラム 97カ国から4000人

 「戦争を終わらせ、平和と公正で持続可能な世界をつくろう」のテーマを掲げた世界平和フォーラムが2006年6月23日から28日まで、カナダのバンクーバー市で開かれ、世界97カ国から約4000人が集まりました。日本からは約200人が参加。東友会からは三宅信雄(世田谷)と寺沢茂(町田)の2人が代表として派遣されました。

平和愛好家の多いカナダ

 バンクーバー市は太平洋岸にあり、アジア系を含め人種のるつぼです。そのせいか、武力にものをいわせるブッシュ流のやり方に批判的なカナダ人がたくさんいます。今回のフォーラムを誘致したのもバンクーバー市。行政が支援・協力しているのです。

連日の集会・行動・交流

 世界平和フォーラムでは、計350の集会や分科会がおこなわれました。25日夜には、バンクーバーに来て10年という日本人女性がつくった「バンクーバー9条の会」が主催して、井上ひさし原作の『父と暮せば』を上演。英語での上演でしたが、「おとったん」と「ピカ」だけは日本語のままだったのが印象的でした。終わってから三宅が被爆証言をしました。

核兵器をめぐる分科会

 25日には「原爆投下は正当化しうるか、犯罪か」の分科会が開かれ、日本被団協の岩佐幹三さんをはじめ、各国の専門家らが核兵器の違法性について言及。27日の「いま、核兵器の廃絶を グローバル・ヒバクシャの証言」では、長崎の谷口稜曄さん、在外被爆者の訴訟で勝訴した韓国のかく貴勲きふんさん、ネバタの核実験被害者のクローディア・ピーターソンさんほかが証言。核兵器廃絶を訴えました。(三宅)

横断幕を掲げて歩く被爆者ら。
バンクーバー市の中心部を行く平和行進