被爆者相談所および法人事務所
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「お花見平和のつどい」 核兵器なくせ、平和憲法を守ろう

 東京・夢の島の第五福竜丸展示館・エンジン広場で毎年おこなわれている「お花見平和のつどい」が、2006年も4月1日、にぎやかにおこなわれました。
 この日は快晴。陽気は快適。桜は8分咲き。絶好の花見となりました。「東京の市民団体が平和の催しをつづけることを大事にしたい」と開会のあいさつをした東京地婦連参与の田中里子さんの思いが、150人の参加者の胸にひろがった催しとなりました。
 2006年の「つどい」の合い言葉は「憲法大好き つないで つないで 東京から平和を」。唱歌「花」の全員合唱ではじまったつどいは、主催団体の「第五福竜丸から平和を発信する連絡会」を構成する市民8団体代表のワンポイント・トーク、ピース・ミュージックとつづきました。
 「草の根からの報告と交流」は、「つないで つないで」のリレートーク。
 最初は、この日第五福竜丸展示館での特別展示がおこなわれた「東京大空襲連作絵画」の作者・狩野光男さん。自分の体験だけでなく、体験者の証言を描いた「被害者をつないで」の話し。つづいて、横須賀の米軍基地の被害とのたたかいの報告「海からつないで」、横田基地の爆音に対する被害の裁判の報告は「陸からつないで」。被爆者の体験を聞いて平和運動を人生の指針とした女子学生からの訴えは「世代をつないで」、国連総会でも決議された「平和の文化をつないで」のよびかけは「平和の文化をきずく会」から。最後に、憲法9条を守る女性のリレートークへの参加のよびかけにひろがり、「つどい」の合い言葉にふさわしい感動的な交流になりました。
 その後参加者は5つのグループに分かれた「ワイワイ・コーナー」で全員が発言。江東区、足立区、武蔵野市などから地区の会としての参加した被爆者も話し合いの輪に参加して、平和への願いを訴えました。

展示館の外、第五福竜丸のエンジンの上に設置されている屋根のはじから「お花見平和のつどい」の横幕が下げられている。その手前に立てられたマイクを使って話をしている人たちがいる。他の参加者が芝生の上に敷いたシートに座って聞いている。
「憲法守れ」「核兵器も基地もなくせ」とさまざまなトークや歌が
3割ほどの花が咲いた桜の枝。7割はまだつぼみ。
見事に咲いた八重紅大島桜の花
参加者が芝生の上に敷いたシートに座っている。
第五福竜丸展示館前に集った人たち

「ワンポイント・トーク」の要旨

第五福竜丸平和協会
「展示館ができて30年を迎える。見学の輪を広げ、福竜丸とともに非核の航海を」
東友会
「原爆症認定訴訟で被爆の実相を伝え、核兵器廃絶と原爆被害を受忍しないたたかいをつづける」
都地域消費者団体連絡会
「毎年原爆写真展を開いている。平和への思いを強く感じる写真展であり、勇気を与えてくれている」
東京原水協
「すみやかな核兵器の廃絶のためにの署名をひろげ、平和で公正な世界をめざす」
東京都生協連
「ピースセミナーで、憲法、国連の平和活動、沖縄の基地と平和を守るたたかいを学んだ」
東京地婦連
「緑の地球を子どもたちに渡すために平和活動をつづけます」
主婦連
「生活は平和が基本。憲法改悪のための国民投票法案に反対します」