被爆者相談所および法人事務所
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春の被爆者健診 立川相互ふれあいクリニック スタッフ一同あげて

被爆者・二世37人が受診

 2023年5月28日、立川相互ふれあいクリニックで被爆者集団健診がおこなわれました。
 同クリニックでは毎年春と秋の2回、被爆者定期健診の時期に集団健診を実施。立川市とその周辺地域から、被爆者・被爆二世が受診しています。今回は被爆者16人、被爆二世11人の計37人が受診しました。
 健診開始前にスタッフ全員が被爆者健診や被爆者支援の意義について説明を受け、健診開始とともに、受診者に丁寧な問診をおこない、検査、診察へと進みます。診察は、同クリニックで日常的に被爆者外来を担当する青木克明、向山新、山田秀樹の各医師が勢揃いで担当。手当や被爆二世の支援が必要な人たちには相談コーナーを紹介します。
 別に設けられた相談コーナーには東友会の相談員がいて、介護手当の申請、被爆二世の医療費助成手続きなどの相談に応じていました。
 受診者のなかには、久しぶりに顔を会わせる人たちもいて、なごやかな交流の機会にもなりました。
 今回、待合室では2022年12月にNHKの「こころの時代」で放送された東友会の相談員を紹介した番組が流されており、じっと見いっている人もいました。
 健診終了後には、スタッフの全体会。東友会の相談員からは日々の相談活動のなかで見えてくる被爆者の現状が紹介され、被爆二世でもある青木克明医師が「被爆者の介護手当や被爆二世の制度をまだ知らない人がいます。みなさん高齢化しているためいっそうの支援が必要」と話しました。

壁一面がガラス窓の広いロビーに長机が並べられ、病院職員と受診者が長机を挟んで椅子に座り、手続きをしている。
健診の受付も丁寧に