被爆者相談所および法人事務所
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原爆犠牲者追悼のつどい 核廃絶、国の償いの結実を誓いつつ

 新型コロナウイルス感染症の拡大による緊急事態宣言が解除されて3日となった2021年10月3日、「原爆犠牲者追悼のつどい」(東京都主催、葛飾区後援)が、葛飾区のテクノプラザかつしかで開かれ、被爆者・遺族、各界の来賓など135人が参列しました。
 「追悼のつどい」は、最初に参加者全員が黙祷。小池百合子都知事は、今回はビデオメッセージで参加し、原爆死没者への弔意とともに、「原爆の記憶を風化させることなく、人類共通の記憶として確実に次の世代に継承していくことが、私たちの重要な使命であります」と発言。参列者から共感が寄せられました。

会場に並べられた椅子の前に立ち、黙祷する参加者たち。
黙祷を捧げる「追悼のつどい」参加者たち
天井から下げられた大型のスクリーンに、メッセージを述べる都知事の姿が撮上されている。
小池都知事は映像で参加

 続いて、東友会の家島昌志代表理事が、東京の被爆者がピーク時の半数以下になったことにふれ「核兵器廃絶はもとより、亡くなられた原爆犠牲者に国の償いを求める運動が結実しなければ、私たちは死んでも死にきれません」と強い決意をこめた追悼のことばをのべました。三宅しげき都議会議長の挨拶、広島・長崎両市長のメッセージが紹介された後、葛飾区の青木克德区長から、被爆者とともに核兵器廃絶を求めるとの決意をこめた挨拶がありました。
 都民代表として弔意を述べた第五福竜丸平和協会の安田和也さんは、2021年8月に亡くなった山本英典・日本被団協元事務局次長、東友会元副会長の援護法制定を求めた運動の姿を紹介しながら、死没者への深い弔意を捧げました。

東京都議会 三宅しげき 議長
広島市長代理 澤裕二 東京事務所長
長崎市長代理 徳満伸一郎 東京事務所長
葛飾区 青木克德 区長
都民代表 安田和也氏 福竜丸平和協会
東友会 家島昌志 代表理事

 参列者の献花は、原爆死没者の名前が読み上げられる厳粛な雰囲気のなか、家島代表理事を先頭に遺族・来賓らが順次、献花台に花を捧げていきました。
 その後、東友会の中西俊雄執行理事が「立法と行政にかかわる方がたのご支援、ご協力を得られれば、世論を動かすことができると確信している」と捧げることばをのべました。
 「つどい」の最後は、「生後8カ月だった私の被爆体験」と題して、立川市の熊田育郎さんが、建物の下敷きとなって圧焼死した母の姿をたどった苦しみを映像を使って静かに語り感動を呼びました。
 企画運営は、東京都生活協同組合連合会、原水爆禁止東京協議会、「おりづるの子」(東京被爆二世の会)と東友会が参加する実行委員会が担当しました。

慰霊碑への献花式 被爆者の思いが集約された碑石・碑文の前で

 「追悼のつどい」に先立ち「原爆犠牲者慰霊碑」への献花式が実行委員会主催でおこなわれました。慰霊碑は、葛飾区の支援を受けて区立青戸平和公園内の「非核平和祈念塔」の隣りに設置されています。
 2012年度まで東友会は、「原爆犠牲者追悼のつどい」を慰霊碑の前で挙行してきましたが、天候に左右される盛夏の屋外での式典になることから、「つどい」を屋内でおこなうようになりました。
 青戸平和公園に集まった57人の参加者は、慰霊碑の前で黙祷。東友会の家島代表理事が1965年からの東京の被爆者の犠牲者を悼む思いと追悼事業、慰霊碑建立の経過を伝えました。
 その後、2021年8月に広島市平和祈念式典に参列した遺族代表の齊藤玉子さんと東京都生協連の秋山純専務理事が代表して献花をおこない、参加者は「追悼のつどい」の会場テクノプラザかつしかに徒歩で移動しました。

慰霊碑の前に立って並ぶ参加者たち。

「追悼のつどい」舞台裏のお話 会場準備から後片付けまで

 原爆犠牲者慰霊碑への献花式と「原爆犠牲者追悼のつどい」は、実行委員会を構成する4団体から推薦された10人の実行委員を中心に、当日は各団体からスタッフを派遣してもらい、総勢26人が企画運営をすすめました。
 さらに、「つどい」の主催者である東京都からは福祉保健局の成田友代保健政策部長、堂薗桂子特殊疾病対策課長、藤原良則課長代理をはじめ、被爆者援護担当の職員など9人が、葛飾区から坂井保義総務部長も参加して、「つどい」の受付、案内、進行をすすめました。
 実行委員会のメンバーは、東京都生協連から「つどい」の司会を担当した清水勇さんと連絡担当の吉村真由美さん。「おりづるの子」(東京被爆二世の会)からは、「つどい」の進行担当の青木克明さんと、献花式の司会、「つどい」で使用したマイクの消毒を担当した泉谷理恵さん。東京原水協の市川順子さんと細谷正幸さんは、「つどい」の受付と案内を担当しました。
 東友会の実行委員は、献花式の進行を担当した綿平敬三さん、「つどい」の受付を担当した中西俊雄さん、「つどい」の進行を担当した湊武さんと「つどい」全体の責任者をつとめた村田未知子さんでした。
 東京都生協連からは実行委員以外に5人、「おりづるの子」からは4人、東京原水協からは2人、東友会からは5人のスタッフが、会場準備、受付、案内、会計、進行、写真撮影を担当して、献花式と「つどい」の進行を支えました。
 東友会事務局員は、前日には配付資料などを準備し、当日は朝9時過ぎから搬入や会場配置に立ち会い、各界からのメッセージの張り出し、スタッフの昼食の準備で大忙し。終了後も片付けや搬出を担いました。

会場に間隔を置いて並べられた椅子と、準備をする人たち。
一脚ごとに名前カードを配置
机をはさみ、並ぶ参加者と受付する担当者。
混雑する受付は若手が引き受けて
献花台に花を置き一礼する参加者たちと、参加者に渡す花をお盆に載せて持つ担当者。
献花用の花を手渡す係も

「追悼のつどい」「慰霊碑献花式」にご参列いただいた方がた(敬称略・順不同)

 2021年度の「追悼のつどい」と「慰霊碑献花式」には、国・都・区の議員、自治体関係者をはじめ、各界から多くの方がたにご参列をたまわりました。紙幅の都合で、遺族・被爆者以外の来賓を掲載し、お礼に代えさせていただきます。(なお、実行委員会構成団体の東京都生協連、東京原水協、おりづるの子、東友会の方がたは割愛させていただきました。ご容赦ください。)

 小池百合子(東京都知事/ビデオメッセージ)、三宅しげき(東京都議会議長)、笠井あきら(衆議院議員・共産)、塩村あやか(参議院議員・立憲民主)、竹谷とし子(参議院議員・公明)、平田みつよし(都議会議員・自民)、米川大二郎(都議会議員・都民ファースト)、北口剛士(都議会議員・公明)、和泉なおみ(都議会議員・共産)、西沢けいた(都議会議員・立憲民主)、上田令子(都議会議員・自由を守る会)、漢人あきこ(都議会議員・グリーンな東京)、岩永やす代(都議会議員・生活者ネット)、八木洋治(自民党東京都支部連合会事務総長)、澤裕二(広島市東京事務所長)、徳満伸一郎(長崎市東京事務所長)、青木克德(葛飾区長)、河村孝(三鷹市長)、磯一昭(豊島区議会議長)、小林市之(調布市議会議長)、秋本とよえ(葛飾区議会議長)、高木信明(葛飾区議会議員・自民)、筒井たかひさ(葛飾区議会議員・自民)、秋家聡明(葛飾区議会議員・自民)、黒柳じょうじ(葛飾区議会議員・公明)、くぼ洋子(葛飾区議会議員・公明)、山本ひろみ(葛飾区議会議員・公明)、米山真吾(葛飾区議会議員・区民連合)、うてな英明(葛飾区議会議員・区民連合)、かわごえ誠一(葛飾区議会議員・区民連合)、三小田准一(葛飾区議会議員・共産)、木村秀子(葛飾区議会議員・共産)、おりかさ明実(葛飾区議会議員・共産)、中江秀夫(葛飾区議会議員・共産)、うめだ信利(葛飾区議会議員・颯新)、安田和也(第五福竜丸平和協会)、奧田健太郎(生活協同組合パルシステム東京)、砂子啓子(生活協同組合パルシステム東京)、奧田雪絵(東都生活協同組合)、伊藤裕紀(生活協同組合コープみらい)、秋元明子(生活協同組合コープみらい)、木村陽治(原水爆禁止葛飾協議会)、井上昭(原水爆禁止葛飾協議会)、長谷川邦夫(東京平和委員会)、八木良広(昭和女子大学)、石川貞夫(原爆忌東京俳句大会)、園田久子(医師)、向山新(医師)