被爆者相談所および法人事務所
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東友会相談員研修交流会 介護現場の視点で学び、交流

 東友会主催の地区相談員研修会が2017年7月30日におこなわれ、38人が参加しました。テーマは、(1)介護保険に取り組んでいる現場からの視点で今日の介護保険の諸問題を学ぶ、(2)国の原爆症認定を改めさせるためのノーモア・ヒバクシャ訴訟の現状、成果や問題点と今後の課題、(3)地区相談員の交流でした。

介護保険の諸問題 現場の視点から

 講師は大田病院介護保険室ケアマネージャーの島田せい子さん。高齢者のための制度が年々改悪されている現状を報告しました。質問に答えて、介護認定はコンピュータがやっていること、介護度の認定変更をケアマネージャーが渋るのは書類作成にすごく手間がかかるからとか、ヘルパーになる人が少なく、募集しても応募がないのが現状だといった、介護の現場で活躍している人ならではの話が紹介されました。次いで的早克眞相談員が介護保険制度と被爆者の制度の概略を説明。参加者から介護保険を利用した経験が報告され、質問も相次ぎました。

ノーモア・ヒバクシャ訴訟の現状、成果と課題

 家島昌志東友会執行理事がノーモア・ヒバク訴訟の現状について、2017年度中に控訴審の判決がすべて出る可能性が高いことを説明。村田未知子主任相談員が裁判で勝ち取った成果と運動の課題を報告しました。

地区相談員の交流

 交流会では、全員が自己紹介しながら地区での相談活動を報告。それぞれの特徴ある活動を交流しました。参加者は、「介護現場の実情を知ることができてよかった」「地区で介護の相談にのるとき役に立つお話だった」などと感想を語っていました。

広い会議室、マイクを持って演壇で話す人と、着席してそれを聞いてる参加者たち。
大いに学んだ研修交流会