被爆者相談所および法人事務所
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東友会医療講演会 若さの秘訣は足腰の健康から

ユーモア交えた児嶋医師のお話に納得

 東友会は2011年10月2日、児嶋徹医師を迎えて医療講演会をルミエール府中(府中市)で開きました。この医療講演会は、東京都の委託事業の一つとして東友会が毎年開催しているもの。評判の高い児嶋医師の講演とあって、千葉県浦安市から北区、港区、町田市など広範囲から被爆者、被爆二世、家族など68人が参加しました。
 木場耕平法人常務理事のあいさつの後、府中きすげの会の木村京子会長が1985年にノーベル平和賞を受賞した核戦争防止国際医師会議(IPPNW)に参加する児嶋医師の経歴を紹介。

数かずの「格言」にうなずく参加者

 児嶋医師は、最初に「被爆者のみなさんに会えて、私は生き方を確かにできました」とのべ、福島原発の事故による放射線の問題から、今回のテーマ「若さの秘訣 足腰の健康を保つために」にそって、生活習慣病、メタボリック症候群から関節症や骨粗鬆症などについて、ユーモアを交えて講演しました。
 さらに、「医者の上手なかかり方は、疑問を言語にすること」「食べることは治療すること。1日30品目の摂取を」「90歳でも筋力は回復する。適当に使うことが大切」などなど、格言とも言える貴重なアドバイスも。
 参加者からはたくさんの質問や不安が寄せられましたが、児嶋医師は質問者の隣りに立って具体的に説明。
 参加者から「先生のお話を聞いていたら、あっという間に時がすぎた」「日常生活で実行する」「きょうは参加してよかった」などたくさんの感想文が寄せられました。

並べられた机に着席し、資料に目を落とすなどしながら講演を聞く参加者たち。
充実した講演に聞き入る参加者
資料や模型を駆使して講演する児嶋医師