東数男原爆裁判
「被爆実態に即し公正判決を」署名3万人分を提出
「原爆裁判の勝利をめざす東京の会」は、2001年1月から集めてきた「東数男さんの被爆の実態に即して公正な裁判を求める署名」30,534人分を2001年8月17日に東京地裁に提出しました。これは、佐賀県被団協が集めた7,570人分をはじめ、東京と全国で集められた署名です。
行動には、東弁護団の宮原哲朗弁護士、東友会の田川時彦会長、東京原水協の都丸哲也代表理事など25人が参加。1000人分ずつ束にした署名用紙を、参加者1人ひとりがしっかりと抱えて、書記官に提出しました。
最初の署名提出をこの日にしたのは、厚生省側弁護団の要請を受けて、裁判所が日本被団協中央相談所の肥田舜太郎理事長の証人採用に難色を示しているため。参加者は口々に肥田医師の証人採用をお願いするとともに、「私は長崎被爆者です。私は片手が不自由になりケロイドが残りました。姉の一家は全滅です」など、被爆の状況と戦後の苦しみを伝え、東さんへの公正な裁判をと訴えていました。