厚労省 原爆症認定制度「検討会」 「放射線に起因する疾患」について
2013年7月18日に開かれた第22回の「原爆症認定制度の在り方に関する検討会」では、放射線影響研究所の元理事長・長滝重信委員が、「放射線に起因する疾患」について報告しました。長滝委員は、「放射線に起因する疾患」としては、(1)国際的合意がある疾患、(2)合意はなくても疫学調査で関連が認められている疾患、(3)被爆者調査で再現性が得られている疾患、(4)関連が認められていない疾患――があると指摘。「これらの調査結果を維持して援護をプラスしていくべき」だと報告しました。
日本被団協の田中煕巳委員は、この検討会に、被爆者援護法の趣旨を踏まえた判決事例を文書で提出していましたが、全く検討されませんでした。