厚労省被爆者医療分科会 原爆症認定審査の滞留解消を議論
審査の迅速化は歓迎するも被爆者は適正な判断を期待
2011年4月25日、原爆症認定審査を担当する厚生労働省の被爆者医療分科会の一部が公開され、東友会からは飯田マリ子会長ら10人が傍聴しました。
内容は原爆症認定審査の滞留問題。2011年度は、2010年度までに申請された約3000件のうち書類の整っているものを優先的に審査、年度内に滞留をなくすというものでした。東友会が対応している事例では、申請を出してから結果が届くまでに早くて10カ月、一般的には1年半から2年程度かかっています。なかには申請から4年以上過ぎているものもあります。厚労省は審査を促進するとして、2010年度始めに滞留していた約6900件のうち約1400件を認定、約5000件を却下しました。