原爆症認定集団訴訟 東京第3次訴訟原告 原告が切々と証言
2010年8月30日、原爆症認定裁判の東京第3次訴訟の原告本人尋問が東京地裁で開かれました。傍聴席をうめつくす57人の支援者の支援を受けて、江戸川区の中山鈴子さんと江東区の頼金昭子さんが証言しました。
中山さんの申請病名は心筋梗塞。長崎の4.1キロの地点で被爆したあと、健康状態が大きくかわり、生理の際の大量出血に苦しみ、ついには離婚したことなどを切々と証言しました。
肺ガンで申請している頼金さんは、乳ガン、骨髄異形成症候群と多重ガンにかかり苦しんでいる実態を証言。国側代理人や裁判官から広島に入市した日が手帳申請の記入と違うことを聞かれると、「当時は被爆者手帳さえとれればいいと思っていた。最初に入市した日が問題になるとは思わなかった」と回答しました。
次回の本人尋問は10月5日午後1時30分から。東京地裁522号法廷です。