被爆者相談所および法人事務所
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原爆症認定集団訴訟 東京訴訟 新たに6氏が提訴

 2004年1月28日、東京での原爆症認定集団訴訟第4回口頭弁論が、地裁103号法廷で開かれます。この裁判は、2003年春から全国ですすめられているもので、年末までに9カ所の地裁に111人が提訴するという大きな運動に広がっています。東京では2003年5月に17人が提訴。11月には4人がくわわり、さらに1月28日には6人が提訴します。
 東京弁護団は「法廷で原爆被害の全体像を明らかにさせたい」と、これまで3回の口頭弁論ではいずれも原告の証言をおこない、今回も原告の一人が証言する予定です。さらに政府側が出してきた「原因確率」についての準備書面に対する批判を2人の弁護士が陳述します。「原因確率」とは、厚労省が「原爆症認定に関する審査の方針」に用いている審査基準です。

提訴する人々
氏名 申請病名 性別 被爆時年齢 被爆状況
H子さん 悪性黒色腫 女性 20歳 広島1.1キロで直接被爆
久保玉子さん 肺ガン 女性 18歳 広島1.7キロで直接被爆
平井園子さん 子宮体部ガン 女性 8歳 広島2.2キロで直接被爆
元川末清さん 肺ガン 男性 8歳 長崎2.6キロで直接被爆
吉澤純一さん 前立腺ガン 男性 17歳 広島2キロで直接被爆、翌日から爆心地に立ち入る。
渡部愛子さん 甲状腺機能低下症 女性 22歳 長崎2キロで直接被爆(手帳には2.2キロと記載)