一刻も早い原爆症認定制度の改善を 衆院厚生委員会で質問
2016年3月23日、衆議院厚生委員会で堀内照文議員(共産党)が、原爆症認定問題について質問し、東京の被爆者、原告など5人が傍聴しました。
堀内議員は、地裁で勝訴した直後に厚生労働省に控訴され失意のうちに亡くなったノーモア・ヒバクシャ訴訟の近畿訴訟原告や高裁の判決を待つ熊本原告の姿を声を詰まらせながら伝え、日本被団協の「提言」の一部を力強く朗読して、一刻も早い制度の改善をと迫りました。
答弁に立った塩崎恭久厚生労働大臣は、「現在の審査方針は、3年もの専門家の検討会で合意した内容だ」「この検討会には日本被団協の代表も参加していた」と、日本被団協の代表がこの合意に反対し続けた経緯を無視した回答に終始。傍聴した被爆者や原告は、被爆者の願いに背を向けた誠意のない回答だと批判していました。