原爆症認定集団訴訟 東京第3次訴訟 病気は原爆抜きに考えられない
証人尋問で聞間医師が証言
集団訴訟第3次訴訟の最後の証人尋問が2010年12月20日、東京地裁でありました。証言したのは聞間元医師。午前10時から午後4時半まで、原告・被爆者側と被告・国側からの質問に丁寧に答える証言をしました。
原告側の主尋問には、病気の一つひとつについて、原爆放射線の関与が考えられることを臨床医学的に意見を述べました。国側の反対質問は、原告らの疾病は成人病ではないかというものでした。聞間証人は、原爆放射線を浴びたことを抜きにして原告の疾病は考えられないと、静かに緻密に答弁しました。