原爆症認定集団訴訟 敗訴原告救済の「基金法」法人を設立
原爆症認定集団訴訟原告306人のうち、敗訴して認定も受けられない人を救済するために制定された「集団訴訟解決基金法」に基づく法人が2010年2月27日に設立されました。名称は「一般社団法人原爆症認定集団訴訟原告支援事業実施法人」。社員は14人、理事は7人で理事長は山本英典集団訴訟全国原告団長、事務局長は安原幸彦弁護士。事務所は四谷の法律事務所内に置かれます。法人は、第1回理事会を3月20日に開き、事業を4月1日からスタートすることにしました。
集団訴訟では、これまで勝訴150人、敗訴14人、認定92人、未判決・未認定44人、6人が訴訟取り下げとなっています。未判決・未認定の大どころは東京で、未判決・未認定が28人、うち12人については3月30日に判決がありますが、16人の判決は2011年以降になりそうです。