原爆症認定集団訴訟 東京第2次訴訟 原告が悔恨の証言
「重傷の被災者を見殺しにした」
原爆症認定集団訴訟の全面解決と原告全員の救済を求める「にんげんをかえせ!」大行動の座り込みがつづく2009年6月10日、原爆症集団訴訟東京第2次訴訟の口頭弁論が開かれ、60人が傍聴しました。
弁論は被爆者側から、スライドを使った原爆被害の実態の上映につづいて原告の井上惣左衛門さんと高橋恭子さんが意見陳述。64年間「重傷の被災者を見殺しにした」という思いに苦しむ証言が傍聴者の感動をよびました。高見澤昭治弁護団団長は、「あなたは被爆していない」と原告をあなどった政府代理人を厳しく批判。国側代理人からは、放射線の影響が明らかではない場合でも受けられる健康管理手当と原爆症認定との境界をあいまいにすることは妥当ではないなどという陳述がありました。