原爆症認定集団訴訟 東京第1次訴訟控訴審 国側の尋問に毅然と対応
東京高裁で続いている原爆症認定第1次集団訴訟控訴審の第7回口頭弁論が10月30日に開かれました。この日は、聞間元医師と原告・林太荘さん、原告・齊藤泰子さん(故人)の母親、友谷幾さんへの証人尋問。
聞間医師へは、原告・西本治子さんの甲状腺障害、原告・渡部愛子さんの悪性リンパ腫、原告・齊藤泰子さんの直腸ガン、原告・赤井啓三さんの多重ガン、原告・小西アカネさん(故人)の肝臓障害について、原爆放射線によるものと判断した根拠について尋問がありました。
国・厚生労働省側代理人は、これまでに否定ずみの理屈をむしかえして覆そうとしましたが、聞間証人は毅然と対応しました。
林さん、友谷さんへの尋問は、アメリカの調査機関・ABCCの記録が本人の陳述と違っていることを根拠に、原告の被爆証言を覆そうとするものでしたが、二人とも証言に誤りがないことを堂々と陳述しました。
次回は12月18日。この法廷で結審となります。