被爆者相談所および法人事務所
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原爆症認定集団訴訟 東京訴訟 法廷でビデオ上映 原告のN子さんが陳述

 原爆症認定集団訴訟の第3回口頭弁論は、2003年11月12日午前10時半から東京地裁103号法廷でおこなわれ、96人が傍聴しました。
 この日はまず、原告の三鷹のN子さんが陳述。7歳の時、長崎大浦で被爆し、父の姉2人の安否を尋ねて爆心地に行き、その後皮膚病、白血球減少症がおき、いま、甲状腺機能低下症で苦しんでいると原爆後障害の恐ろしさを証言しました。
 このあと、被爆の実相を裁判官によく知ってもらおうと、科学的なビデオ『ヒロシマ・ナガサキ 核戦争のもたらすもの』を法廷内で30分間上映しました。
 弁護団からはさらに、国側が「放射線の影響はない」と主張している遠距離、入市被爆者のなかに、急性症状や体調異常者が数多く出ていることを示す第1準備書面が提出され、被爆の実相に沿った審理がおこなわれるよう要請されました。