「聞きとり・語りつたえ」で学習 青年ら熱心に話しあい
東京おりづるネット(原爆裁判の勝利をめざす東京の会)は、2003年7月12日の午後、大塚のラパスビルで、「聞きとり・語りつたえ」運動についての学習会を開き、被爆者、支援者44人が参加しました。
主催者を代表して柴田桂馬副会長が、原爆症認定集団訴訟の原告のひとり右近行洋さんが亡くなったことを報告。「聞きとり・語りつたえ運動を、原爆症を認めてほしいという被爆者の思いと、新たな核開発に真正面から対決する運動として支持を広げましょう」とあいさつしました。
つづいて中西英治日本被団協事務局次長が運動の意義と方法について講演しました。中西さんは「被爆者はこのまま年老いて死んでいくのか。核兵器がまた使われるかもしれない。だからこそ、もう一度語らなければならない」「語り手と聞き手が人と人としての信頼で結びつき、被爆体験を語りついでもらいたい」と話しました。
講演のあと、大森克剛さんを語り手に「モデル聞き取り」をおこない、グループで意見交換をしました。
最後に東京の会・山本英典副会長が、「みんなが力を合わせて原爆裁判を勝利させるため、聞き取り・語りつたえ運動を成功させましょう。」と訴えました。