健康診断・がん検診

定期健診年2回、希望健診年2回 あわせて年4回が無料
東京都は胸部レントゲン、心電図などを追加

【被爆者の定期健康診断の時期】
春期:5月から6月、秋期:11月から12月
【注】希望健診は、4月1日から翌年3月15日まで

 被爆者は、指定の病院で定期健康診断を年2回、随時受けられる希望健康診断を年2回、計4回受けられます。健康診断の指定を受けている病院のなかには、定期健康診断しか受けられない病院があります。注意してください。
 東京都は、被爆者援護条例の独自施策として、健康診断一般健診に、胸部X線・心電図・血清コレステロール検査を追加しています。健康診断で異常があった場合、精密検査が受けられます。
 また東京都は独自施策として、定期健診と希望健診、がん検診を受けた被爆者に、1回ごとに1,000円の奨励金を年2回分まで出しています。奨励金の申請は、健診を受けた日から1カ月以内が締め切りとされています。ご注意ください。
 精密検査が必要になった人には、精密検査に必要な交通費の実費が、精密検査を受けた回数まで支給されます。精密検査を健康診断と同じ日に一緒に受けても、奨励金と交通費の両方を申請できますが、自宅から一番近い健康診断指定の病院までの交通費になります。

男性4種、女性6種 全部のがん検診が、それぞれ年1回まで無料

【被爆者健康手帳で受けられるがん検診の種類】
男性4種:胃がん、肺がん、大腸がん、多発性骨髄腫
女性6種:胃がん、肺がん、大腸がん、多発性骨髄腫、乳がん、子宮がん

 原爆放射線を受けたことで、がんへの不安を持っている被爆者が多く見られますが、自覚症状のない検診の段階で発見されたがんは、大半が治っています。被爆者のがん検診を積極的に受けましょう。
 胃がんは、胃カメラまたはバリウムを飲んでおこなう胃レントゲン検査のいずれかが受けられます。肺がんと乳がんはレントゲンの検査です。大腸がんは便の潜血を調べます。子宮がんはコルポスコープ検査、多発性骨髄腫は、血液をとって調べます。
 被爆者は、年2回受けられる希望健康診断のうちの1回分として、男性は4種、女性は6種全部のがん検診を無料で受けられます。がん検診を受診できる期間は希望健診と同じです。

健康診断・がん検診の精密検査は、制限額以上は自己負担
被爆者手帳と健康保険を使って、医師の診察で

 被爆者健康診断と被爆二世の健康診断やがん検診を受けた後、精密検査を受けた場合は、制限額(6,862円)を超えた額が自己負担になります。この制限額は、検査費用の全額(10割)です。健康保険を使った自己負担分(1割~3割)ではありませんので、ほとんどの精密検査が限度額を超えます。注意してください。
 病院などで医師の診察を受けて必要な検査を受ければ、被爆者の場合は、健康保険と被爆者健康手帳を使って無料で検査が受けられます。なるべく精密検査の制度を使わず、かかりつけの医師の通常の診察を受けて、「健康診断を受けたら精密検査が必要と言われた」と、健康診断の結果を持参して、相談してください。

 ご質問等ありましたら、東友会相談所までお気軽にご相談ください。
電話:03-5842-5655
ファックス:03-5842-5653
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