原爆症認定集団訴訟 「にんげんをかえせ!」大行動はじまる
5月28日の東京高裁判決へ向けて集中
2009年5月15日の近畿第2次訴訟の大阪高裁判決を契機に、原爆症認定集団訴訟の全面解決と原告全員の救済を求めて「『にんげんをかえせ!』大行動」が始まりました。
15日は、大阪で判決言い渡しがはじまった午後2時から、50人の被爆者と原告、弁護士、支援者などが衆議院第二議員会館の会議室で待機。午後3時からの院内集会には、自民、民主、公明、共産、無所属の議員8人と秘書8人が参加。日本被団協の田中煕巳事務局長は「訴訟の全面解決にむけて座り込みもふくむ大行動を全力をあげて成功させる」と力強く発言しました。
28日に判決を迎える東京第1次訴訟原告の林太荘さんが「裁判で勝訴したのにABCCの記録が違うために2キロで被爆したことが認められないのは納得できない」と発言。姉の裁判を引き継いだ田﨑アイ子さんも「姉も勝訴したが被爆距離が4.2キロなので認定されていない。核兵器の被害を判決で明らかにできたらと思う」と発言しました。
大行動は、26日から日比谷公園かもめ広場での4日間連続の座り込み、28日には東京高裁判決関連の行動が続きます。東友会は、これらの行動に多くの都民に支援参加してほしいとよびかけています。