原爆症認定集団訴訟 東京第2次訴訟 原爆の実情を証言
東京地裁で続いている原爆症認定第2次訴訟の原告本人尋問は、2009年2月24日が2回目。今回も東京地裁522号法廷で開かれました。
今回尋問に立ったのは井上惣左衛門さん(杉並)、奥田豊治さん(江戸川)、杉並K子さんの3人。井上さんは、佐渡から熊本五高に戻る途中で広島に入市した経緯、「助けて」と母親から頼まれた乳児を救えなかった思いを証言。奥田さんは、陸軍士官学校の二次試験があると確信して、被爆直後の広島に入市した軍国少年が、被爆した少年の姿を見て初めて「戦争はイヤだ」と思ったことを証言。最後に証言したK子さんは、8歳の少女が避難する途中で見た被爆の惨状と戦後続いている健康上の苦しみを切々と証言し、感動をよびました。