被爆者相談所および法人事務所
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原爆症認定集団訴訟 東京訴訟 本人尋問 傍聴席でもらい泣きも

原告本人尋問 岡川さん、山本さん

 原爆症認定を求める集団訴訟の東京地裁での原告本人尋問が、2005年12月12日に終わりました。
 最後の尋問にたったのは、葛飾の岡川精子さんと、三鷹の山本英典・原告団長でした。
 岡川さんは8月6日、爆心地から2.5キロの広島市皆実町の自宅で被爆しました。当時20歳でした。中学校に通っていた弟と、県庁に勤めていた従姉妹を探して当日午後3時頃から9日にかけて、県庁近くまで何度も行った模様を証言しました。弟さんは無事帰ってきましたが、従姉妹は亡くなったことを確認することもできませんでした。就職する時、県庁に勤めるようにいった自分を責めながら、涙ながら語る証言に、傍聴席ではもらい泣きする声が聞こえました。
 山本さんは、8月9日、爆心地から4.2キロの自宅で被爆しました。12歳でした。当日、焼けた新聞紙など放射性降下物や雨に降られて濡れたこと、爆心地から800メートルの中学校で被爆した兄につれられて爆心地付近まで行ったことなどを証言しました。その兄さんが急性放射線傷害で苦しんだこと、被爆から50年経って山本さんも原因不明の下血があり、57年目に胃ガンになったことなどを証言しました。最後に、原爆被害は狭い範囲の小さく軽い傷害ではなく、広い範囲に被害を与え、残留放射線によっても多くの被害者が出ているという被害の実態を直視して判決を出してほしいとのべ、陳述を終わりました。