ノーモア・ヒバクシャ訴訟とは

 広島・長崎に投下された原子爆弾は、大量無差別に人びとを殺しました。被爆距離が爆心地から2キロメートルより遠い「遠距離」被爆者も、救援や肉親を捜して市内に入った「入市」被爆者も、郊外で被爆者の看護にあたった「救援」での被曝でも、放射線の被害がおきています。被爆から70年になろうとする今なお、これらの被爆者も近距離で被爆した人々と同様に、原爆によって生じたがんや心筋梗塞、甲状腺や肝機能障害などの病気「原爆症」で苦しんでいます。
 しかし、「原爆症」と認定されている人は全国に8000人程度、「被爆者健康手帳」を持つ21万人の4%に満たない状態です。それは国が、「原爆症認定集団訴訟」に敗訴しながら、判決で示された内容を無視した基準を使った審査をつづけているからです。
 3年間もの年月を費やし、2013年12月に出された国の「原爆症認定制度の在り方検討会」の結論も、その結論を受けて改訂された新しい審査規準も、被爆の実態にそった裁判所の判断を取り入れようとはしませんでした。
 生き残った被爆者の平均年齢は80歳になろうとしています。それでもなお重病と闘いながら被爆者たちが裁判を続けているのは、原爆被害を狭く、小さく、軽く見る国の方針を変え、放射性降下物や残留放射線の影響をおおやけに認めさせ、核兵器の被害の実態を明らかにさせたいと願うからです。広島・長崎の原子野で無惨に殺された原爆死没者、その後、亡くなった被爆者に代わって、原爆被害の実相を明らかにさせることを生き残った者の使命としているからなのです。

ノーモア訴訟 新リーフ完成

リーフレット表紙

 ノーモア・ヒバクシャ訴訟全国原告団・弁護団が作成した新しいリーフが完成しました。原爆症認定制度、ノーモア訴訟の成果と、訴訟解決のために日本被団協が提起している「提言」、2009年に首相と日本被団協が締結した「確認書」の内容などが紹介されています。
 リーフは無料です。ご希望の方は、東友会まで。

今後の予定

  • 東京1次訴訟控訴審 第5回弁論 2017年6月22日(木)
    国側・林証人 午後3時半から午後4時20分
  • 東京1次訴訟控訴審 第6回弁論 2017年7月20日(木)
    国側・永山証人 午前10時から午前11時20分
    国側・絹谷証人 午後1時10分から午後2時30分
    被爆者側・聞間証人 午後2時40分から午後5時
  • 東京1次訴訟控訴審 第7回弁論 2017年7月25日(火)
    国側・篠原証人 午前10時から午前11時20分
    国側・前島証人 午後1時10分から午後2時30分
    被爆者側・眞鍋証人 午後2時40分から午後5時