原爆症認定集団訴訟 東京第2次訴訟 3氏が被爆体験を証言
東京地裁で行われている原爆症認定訴訟第2陣の原告本人尋問が、2009年4月22日午後にありました。裁判長はじめ担当裁判官3人が全員交代になるという異常な事態になりましたが、原告も弁護団も堂々と証言・尋問をおこないました。
この日陳述したのは永田眞喜子さん(武蔵野)の長女・今井和子さん、吉濱幸子さん(新宿)、六田定明さん(杉並)の3氏。認知症と甲状腺機能亢進症で外出できない母の代わりに証言台に立った今井和子さんは、5歳の時、広島・三篠本町で被爆した体験と、母から聞いた話を分けながらしっかりと証言しました。吉濱さんは、広島・天満町の工場で被爆し、健康不調と苦しい生活を強いられたこと、いま甲状腺機能亢進症で苦しんでいることを証言。六田さんは、2歳4カ月の時、長崎・銭座で被爆したことを母と兄から聞いたとおりにしっかりと証言しました。
裁判は今後、6月10日に、原爆被害のことを何も知らない裁判官向けに証言することと、7月7日に聞間元医師の証言が予定されています。