ノーモア・ヒバクシャ東京2次訴訟 原告3人が訴え
ノーモア・ヒバクシャ東京訴訟の第2陣の本人尋問が2015年2月4日、東京地裁民事38部の担当で803号法廷でおこなわれました。この日証言に立ったのは、目黒在住で広島被爆・当時7歳の水野正治さん、杉並在住で長崎被爆・当時13歳の立野季子さん、八王子在住で長崎被爆・当時13歳の川崎武彦さんの3人。
水野さんは2.2キロ被爆で甲状腺機能低下症。川崎さんも3キロ被爆で甲状腺機能低下症。立野さんは3キロ被爆で心筋梗塞です。いずれも病とたたかいながらの生活を強いられています。3氏とも、がんならほぼ無条件に認定されるのに、非がんだということで認定が拒ばまれているものです。3氏とも、こうした現状に納得できないことを訴え、認定を求めました。
傍聴には50人が駆けつけ、満席でした。
公正裁判署名3万余を提出
裁判に先立ち、東友会と原告団、弁護団は、公正な裁判を求める3万2000人分の署名を、第1次訴訟を担当する民事2部と第2次訴訟を担当する民事38部の裁判長に提出。署名の合計は7万8000人分となりました。これまでに提出した署名には、新潟の被爆者の会のみなさんから寄せられた4万人もの署名が含まれています。
報告集会で勝利への決意
裁判後、新橋ビジネスフォーラムで報告集会が開かれ、裁判の経過と問題点が報告されました。第2次訴訟の次回日程は未定ですが、3月26日には第1次訴訟(原告17人)が、傍聴席100人の103号法廷で結審となります。東友会はこの日の裁判への傍聴を呼びかけています。