「相談電話のこえ」 2025年
2025年「東友」6月号から
娘が食事や入浴など手伝ってくれています。「介護手当」の対象になりますか。
80歳、女性、長崎被爆。「家族介護手当」の申請について本人から相談。
これまでひとりで暮らしていましたが、体調を崩し要介護4になりました。被爆者には「家族介護手当」があると知り合いの人から教えてもらったのですが、私も支給してもらえるのでしょうか。
介護が必要になって、いままで別に暮らしていた娘が「もう独り暮らしは無理よ」と同居してくれることになりました。娘は仕事があるので、昼間は私は1人になるのですが、デイサービスまで連れていってもらい、そこで過ごしています。
医者からは関節リウマチといわれ、あちこちの痛みがひどく、足腰の力も入らなくなりました。
ひとりで頑張ってきましたが、いまは車いすの生活で、人の手を借りなければ自由に動き回ることもできません。娘は食事や入浴などすべて手伝ってくれます。感謝の気持ちを少しでも娘に伝えたくて、手当がもらえるかどうか、問い合わせた次第です。
2025年「東友」5月号から
認知症が現れた夫。特養に入れてもらうには「要介護3にならないと難しい」と…
80歳代、男性。広島直爆1.8キロメートル。今後の介護先について、妻からの電話。
夫に認知症が現れ、これまでの「要支援2」が「要介護2」になりました。夫は、ものが見つからないとパニックになったり、被害妄想も出てきました。食べられないものを「食べたい」と言ったり、食べたことを忘れることもあります。私が留守の間に知らない人を家に入れていて、詐欺だとわかり追い返したこともありました。
この先、自宅で私が介護していくことには、年齢的にも体力的に自信がありません。そこで、特別養護老人ホーム(特養)に入れてもらえないだろうかと支援センターに相談したのですが、「要介護3にならないと難しい。特養に入所できるまで別の施設で待つしかない」と言われました。
次に、近くにあるグループホームに相談したところ、たまたま空きがあり「申し込むなら急いでください」と言われ、すぐ手続きしました。ひとまず何とかなりそうですが、特養にはいつ入れるか不安です。