被爆者相談所および法人事務所
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「相談電話のこえ」 2022年

2022年「東友」3月号から

新型コロナウイルス感染症の影響もあり、父の退院先を決められず…。

 83歳、男性。長崎直爆。現在、入院中。娘から退院先についての相談。

 父の退院先を決められず、困って電話しました。
 父は昨年、脳梗塞で入院。リハビリ病院へ転院して車いすへ自分で移れるようになり、自宅で一人、療養していました。日常的には、「一般(他人)介護手当」を受け、別居の私がショートステイを利用しながら介護してきました。
 ところが、この2月に新型コロナウイルスに感染。入院中に体力も筋力も落ちて自力で車いすに移ることができなくなりました。いま入院しているのはコロナ病棟なので、治療が終わったらすぐ出て欲しいと言われています。
 病院からは、自宅介護を含めいくつかの選択肢をアドバイスされましたが、施設入所は現状で難しく、かといって今の状態の父を自宅で私一人が介護するのは限界です。少しでも父が回復できればと願うのですが、いつも使っていたショートステイ先もクラスター発生のため利用できない状況です。

2022年「東友」2月号から

目が悪いのは被爆が原因だと思います。原爆症として認められないでしょうか。

 78歳、男性。長崎直爆2キロ。原爆症認定申請についての相談。

 あの日、姉と一緒に屋外で被爆しました。2歳でした。被爆距離は2キロです。顔に火傷を負い、目のまわりが腫れ上がっていたそうです。それはしだいに回復しましたが、後遺症が残りました。同じように被爆した姉は失明しました。私は失明はしませんでしたが子どもの頃から眼科の治療を受けていまます。
 大人になるにつれて視力が低下し、これまで角膜の手術を3回ほど受けましたが改善しません。主治医は「理由がわからない」「失明する可能性が高い」と言っています。目が悪いため資格試験なども受けられず、きちんとした仕事に就くこともできませんでした。生活は楽ではありません。
 姉は障害者手帳が認められ手当も受けていますが、今の私の視力では障害者としては認められていません。私の目が悪いのは被爆が原因だと思います。原爆症として認められないでしょうか。

2022年「東友」1月号から

私も一人暮らしですし、いつまで姉の面倒を見られるか、たいへんに不安です。

 76歳、女性。広島3キロ直爆。認知症の症状が出てきた独居の姉について相談。

 近所に住む3歳年上の姉も広島で被爆しました。姉は脳腫瘍の手術の後、年明けに退院しましたが、いまアパートで一人で暮らしています。生活保護を受けています。1年前に肺がんの手術も受けました。
 退院後はヘルパーさんが中断していて、いま私がすべて介護しています。先日、夜中の2時に隣の部屋のドアをたたいて騒ぎになりました。認知症の症状が出たようです。さいわい、肺がんを手術してくれた病院の先生が心配してくださり、脳腫瘍のことも含めて今後の姉を診察してくださることになりそうです。
 でも私も一人暮らしですし、人の言うことをなかなか理解できなくなり、体力も落ちてきたので、いつまで姉の面倒を見られるか、たいへんに不安です。それで、親切にしてくださる地区相談員にお話ししました。東友会に電話をしてくださったのですね。東友会からも電話をいただいて、安心できます。