被爆者相談所および法人事務所
〒113-0034 文京区湯島2-4-4平和と労働センター6階
電話 03-5842-5655 ファックス 03-5842-5653
相談電話受付時間
平日 午前10時から午後5時、土曜 午前10時から午後3時

核兵器禁止条約採択6周年行動 被爆者は核兵器廃絶を強く訴える

新宿西口で署名行動 人類の未来のためにいま必要なことを

 2017年に核兵器禁止条約が国連で採択されてから6周年を迎えた2023年7月7日、条約採択の日にちなんで「日本政府に核兵器禁止条約への署名・批准を求める署名」を呼びかける行動が、新宿駅西口でおこなわれました。
 日本原水協が主催した行動に、東友会から9人が参加。スピーチに、署名板を持っての呼びかけに、奮闘しました。

被爆者が訴え

 4歳9カ月で被爆した東友会の石飛公也監事は、「広島市内では、救援に入った人たちが亡くなった人たちを焼いていたが、その匂いが何ともいえなかったのを覚えている。今でもその時のことを夢にみることがある」と自身の被爆体験を語りました。
 同じく東友会の家島昌志代表理事は、「先日、日本原水協は、この署名130万人分を日本政府に提出した。日本被団協も3月に109万の署名を提出している。しかし政府はすべて無視しつづけている。NPT再検討会議では、同条約で保有国の核軍縮交渉の義務が定められているが、その議論は進まない。私たち被爆者は、人類を救うために核兵器廃絶を強く訴える」と力を込めて語りました。

広い地下通路で、タスキをかけた被爆者がマイクを使ってたくさんの通行人に訴えている。その背後に、横断幕を広げた行動参加者たちも写っている。
新宿の街を行き交う人たちに被爆者の思いを訴えて

人びとの良心に感激

 呼びかけに応えて署名してくれた人のなかには、「被爆者の訴えに署名しなくてはと思った」と語る人もいて、この日、東友会の参加者が集めた署名は33人分となりました。

タスキをかけた被爆者が署名板を持って立っており、ペンを持った人がその署名板に書き込んでいる。
足を止めペンを握って応える人
タスキをかけ署名板を持った被爆者に、財布からお金を出して渡す通行人。
署名のあとカンパを寄せる人も