被爆者相談所および法人事務所
〒113-0034 文京区湯島2-4-4平和と労働センター6階
電話 03-5842-5655 ファックス 03-5842-5653
相談電話受付時間
平日 午前10時から午後5時、土曜 午前10時から午後3時

被爆60年目の夏 「ふたたびくり返すな」の願い込め平和祈念式典へ

 東友会は2005年も、広島・長崎両市で開かれた平和祈念式典に代表を送り、式典の参列、死没者名簿の照合依頼、「東京の木」への献水をおこないました。
 広島では、2005年8月5日に東友会から参加した東京都遺族代表の濱住治郎さん、死没者調査員の片山由美子さんと村田未知子事務局主任、西野稔事務局次長が広島市に911人の死没者名簿の照合を依頼しました。6日市主催の式典には、東京都被爆者代表の藤平とうへいのり副会長も合流。式典の後、広島城の隣り中央公園に植樹した「東京の木」ケヤキへの献水式には、都内各地から式典に参加した被爆者とともに、たくさんの折り鶴を持って、東都生協の代表も参加。遺族代表の濱住さんが、父の遺影を抱いて、「直爆死した父です。私は父の顔を知りません。しかし、この場に立って、胎内被爆者であることをあらためて自覚し、核戦争の被害を伝えたい」とあいさつ。原爆死没者への追悼とともに「ふたたび被爆者をつくらせない」という被爆者の願いを共感しあいました。
 8月9日、長崎市の式典には、東友会から参加した遺族代表の才市良明さん、死没者調査員の蒔添等さんと村田主任、山本英典副会長が参列しました。参加者たちは式典の後、平和祈念像に献花。平和の泉の水を汲んで、平和公園内に植樹した「東京の木」クロガネモチへの献水式をおこないました。長崎の献水式にも都内各地から式典に参列した被爆者とともに、東都生協の代表が参加し、折り鶴を献げました。10日には長崎市役所を訪問。753人の原爆死没者名簿の照合を依頼しました。

「東京の木」と、その周辺に集まった東友会代表ら。「東京の木」には千羽鶴にがいくつも掛けられており、子どもが新たに千羽鶴を掛けようとしている。
8月6日、広島市の式典の後、中央公園に植樹した「東京の木」ケヤキへの献水式
千羽鶴がいくつもかけられた「東京の木」と、隣に遺影を抱いて立つ濱住治郎さん。
広島での献水式で、直爆死した父の遺影を抱いてあいさつする濱住治郎さん
いくつもの花束が立ててある献花台と、周囲に立つ東友会と地域の代表たち。
8月9日、長崎市の式典の後、祈念像に献花した東友会と地域の代表たち