被爆者相談所および法人事務所
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被爆者相談記録に関するご意向確認票について・お知らせ

  東友会は、保管している被爆者相談カルテの調査研究を、西井麻里奈先生(名古屋工業大学)にお願いして います。この調査のために2026年4月にご遺族の皆さんにお送りした文書について、西井先生からのお知らせを掲載します。
(2026年7月)

「被爆者健康相談事業」について調べています

 私は、「原爆被害者の戦後の生活実態の解明に向けた資料調査・研究グループ」の代表を務める、名古屋工業大学の西井麻里奈です。現在、東友会・東京都と連携し、共同研究者の八木良広先生(昭和女子大学)、愛葉由依先生(名古屋大学)とともに、東友会が東京都の委託を受けて長年実施してきた「被爆者健康相談事業」の相談記録を用いた調査研究を進めています。
 この研究では、被爆者の戦後の生活実態や困難に加え、この相談事業に携わった医療ソーシャルワーカーの支援のあり方を明らかにすることを目的としています。被爆証言や手記だけでなく、援護を求めて寄せられた相談内容や、それに向き合った支援の記録を通して、被爆者援護の意義と課題を未来に伝えたいと考えています。将来的には、相談記録を歴史資料として保存することも目指しています。

「相談記録簿」活用のため、ご遺族のご了解を確認しています

 過日、ご遺族の皆様に、資料の利用・公開に関するご意向を確認する文書を4月21日付でお送りしました。「被爆者健康相談記録の活用に関するご意向確認票」以下、3枚の文書が入っております。しかし、今回の文書では、どなたの相談記録に関するお願いなのか、また誰に向けた文書なのかが分かりにくく、戸惑われた方もおられたことと思います。ご説明が十分でなかったことをお詫び申し上げます。
 今回お送りした文書は、被爆者ご本人ではなく、ご遺族の方に宛てたものです。研究にあたっては、故人とご遺族の尊厳、プライバシー、個人情報の保護に十分配慮し、ご意向を確認したうえで進めます。研究発表(学会発表、論文、書籍等)ではお名前はすべて仮名とし、個人が特定されないよう十分に配慮しますが、利用を控えてほしい情報がある場合には、ご遺族のご意向に従います。「ご意向確認票」には、被爆時・被爆後の生活状況や相談内容など、利用をお願いしたい情報の例を示しています。

宛名の方が亡くなられている場合について

  封書の宛名の方がすでに亡くなられており、別のご家族が受け取られた場合もあるかと思います。その場合は、ご回答の際に、ご自分のお名前とともに、お手元に届いた封筒の宛名の方のお名前(被爆者のご遺族名)もご記入くださいますようお願いいたします。実際に相談記録簿を確認したうえで判断したい場合などは、東友会までお知らせくださいますようお願い申し上げます。締切は2026年7月31日(金)です。

 現在のご連絡先も探しています

 また、記録が古いため、現在のご連絡先が分からず、ご意向確認の文書をお届けできなかったケースも多く生じています。連絡先不明なときには、東友会を通じて、みなさまにご協力を仰ぐことになります。お心当たりのあるご遺族の方、またはご連絡先をご存じの方は、差し支えない範囲で東友会までお知らせくださいますよう、お願い申し上げます。