被爆者相談所および法人事務所
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お部屋で手軽にストレッチ運動 第1回 ストレッチを始めよう
監修:平山雪野

 ストレッチとは「伸ばす」という意味で、運動においては「筋肉を伸ばす」という意味で使われます。高齢者ができるストレッチの種類は多く、その利点もたくさんあります。
 ストレッチをおこなうと、筋肉だけでなく関節まわりも伸ばされ、結果として関節の動きがなめらかになり、転びにくくなります。体を動かすことで、血液やリンパの流れがよくなり、新陳代謝が上がり、リラックス効果があります。
 ひとつの動作は簡単なものなので、時と場所を選ばずにできます。お風呂上がりや目覚めてベッドから起き上がる前、仕事や家事の合間などに、部屋のなかでおこなって十分に効果があります。
 ひとつの形をおこなう時間の目安は20~30秒です。
 身体の片側ずつおこなうストレッチは、必ず反対側もおこないます。
 ストレッチを始めるにあたって、次の点には気をつけてください。

全身の力を抜き、呼吸しながらおこなうこと
 力まず、安定したリズムで吸う・吐くをくり返してください。ストレッチの形に入ったら、大きく吸い込み、ゆっくり息を吐きながら、筋肉を伸ばしていきます。息を止めて力むような動作は厳禁です。
反動をつけずにじわじわと伸ばしていくこと
 ストレッチの極意は、勢いをつけずに筋肉を伸ばすことにあります。静止した状態からゆっくり伸ばして気持ちがいい範囲の運動で十分です。続けていくうちに動かせる範囲も広がっていきます。入浴後など体が温まった時におこなうと、筋肉が伸びやすくていいでしょう。
痛みを感じるようなストレッチをしないこと
 体力や柔軟性は一人ひとり違い、調子がいい日も悪い日もあります。痛みを感じるようなストレッチはしないでください。「無理」や「がまん」は禁物です。

 何らかの疾病があって整形外科にかかっている人は、医師の指示に従ってください。
 次回からは、高齢者にお勧めのストレッチの形を紹介していきます。

新連載の開始にあたって 高齢者もできるストレッチを紹介

 新型コロナウイルス感染症拡大のため「ステイホーム」が大切だと叫ばれ、外出を自粛している人が多いと聞いています。そこで新聞「東友」では、今月号から1年間、「お部屋で手軽にできるストレッチ運動」のタイトルで、高齢者も無理なくできる運動を紹介することにしました。
 この連載は、スポーツトレーナーの平山雪野さんが書き下ろした東京都委託事業刊行物『常緑樹』(2017年1月発行)をもとに編集し、平山さんに監修をお願いしています。『常緑樹』では扱えなかった上半身のストレッチも掲載する予定です。
 平山さんは「おりづるの子」(東京被爆二世の会)運営委員の一人。2015年4月に東友会と「おりづるの子」の代表として国連NPT再検討会議への要請団に参加。その際、11年に亡くなったお父さんが広島に入市した道筋をたどってみたいと、当時の地図を持って歩きました。このことは、2020年8月の目黒区報で2ページの特集として紹介されます。