北海道で講演――東友会の相談事例から

 核戦争に反対する北海道医師・歯科医師の会の要請を受けて2018年6月23日、札幌市で東友会の村田未知子相談員が、「被爆者の生と死から学ぶもの―東京の相談カルテから」と題して講演しました。この講演会は、北海道反核医師の会第30回総会の記念講演会として企画されたもの。道内から医師、歯科医師、医療関係者のほか、北海道の被爆者と被爆二世40人が参加しました。
 講演の前に、2017年8月にNHKのニュース番組の特集として放映された東友会の相談活動を紹介したDVDが上映され、その後スライドを使って、東友会が受けた相談事例から、原爆被害に人生をゆがめられた被爆者の戦後の姿が克明に紹介されました。
 とりわけ、「一人ぼっちにしないで」と言い続けた女性被爆者が、老人ホームに入所直後からうつ状態になり、食事を拒否して脱水症で亡くなった姿に、「初心に返って、被爆者を理解するように努めたいと思った」、「涙して聞きました。原爆が許せないと心底から思いました」などの感想が寄せられ、「東友会という場があって、東京の被爆者がうらやましい」などの声もありました。

演壇で講演する相談員と、着席してメモを取るなどしながら聞く参加者たち。
東海寺内の木碑前で慰霊祭(1965年)