ノーモア・ヒバクシャ訴訟が2018年大詰め 国の審査基準の不当性明らか

 2012年から進めてきたノーモア・ヒバクシャ訴訟が2018年大詰めを迎えます。
 7カ所の地裁で121人の原告がすすめてきた裁判の原告は5地裁47人に。東京訴訟も2018年夏前には終結すると思われます。
 この間の地裁の勝訴率をみると、76%を超えています。国を相手にした裁判の勝訴率は普通10%程度といわれていますが、原爆症認定裁判では逆転しています。これだけ見ても、国の審査基準の不当性が明白になっています。

地裁判決の勝訴率を示す円グラフ
 全国のノーモア・ヒバクシャ訴訟は、2018年1月現在、地裁で19人の原告が、高裁で28人の原告がたたかっています。
 すでに判決が出た地裁の勝訴率は76.7%になります。
(地裁勝訴55人+自庁取消24人)÷(地裁総人数79人+自庁取消24人)×100=76.7%
自庁取消とは:提訴した後の原告を、基準改定にともない厚生労働省が以前の審査結果を取り消して認定したこと。
ノーモア・ヒバクシャ訴訟 東京と全国のうごき(2018年1月16日現在)
訴訟名 裁判の進行状況 経過と今後
東京 第1次 地裁 (終了) 2015年10月29日17人全員勝訴
高裁 6人進行中 地裁勝訴の17人中、国が控訴した6人 2018年3月27日判決
第2次 地裁 (終了) 2016年6月29日6人全員勝訴
高裁 1人進行中 地裁勝訴の6人中、国が控訴した1人 2018年3月ごろ結審、同年6月ごろ判決予定
愛知 地裁 (終了) 2016年9月14日 4人中2人勝訴
高裁 2人進行中 地裁敗訴の2人が控訴 2018年3月7日判決
近畿 地裁 13人進行中 2018年1月23日 13人中1人判決
高裁 (6人) 2018年1月16日 6人中3人勝訴(記事掲載現在、上告期限中)
広島 地裁 (終了)  
高裁 13人進行中 2018年2月9日 13人中2人判決
長崎 地裁 6人進行中