東友会役員の紹介「八十路を越えても」

 「八十路を越えても」のタイトルで、東友会を支える80歳以上で元気に活躍する東友会のみなさんを順次、紹介していきます。

第12回 協議会理事(日野) 新谷實巳さん

新谷實巳さん

 温厚で人の話をよく聞く新谷さんは、多摩地区の被爆者から信頼を寄せられているお一人です。
 被爆当時、広島一中4年生でした。8月5日に下宿先から賀茂郡の実家に帰り直爆は免れました。翌7日から11日、自転車で広島市内に入り、行方不明の兄や伯父を捜索し、救援作業に携わりました。入市被爆でしたが、頭髪は抜け、下痢にも苦しめられました。
 戦後、鯉城高校から明治大学に進学。卒業後、東京都に就職しました。戦後は胃がんや脳梗塞にかかり、文字を書くのが不自由になっています。
 日野・日友会には、現会長の片山曻さんに誘われて参加。以前は会長を務めていました。
 オシドリ夫妻といわれた優しい奥様に先立たれ、子どもがいないため、現在は独り暮らしです。彼岸には奥様のお墓参りを欠かしません。
 趣味の囲碁は、老人会で手合わせをつづけ、晩酌に焼酎を嗜み、足腰が弱らないよう、買い物を兼ねて毎日2キロは散歩するという生活。頭と身体を鍛えて、東友会の会議に参加しています。(髙木恭之)