ノーモア・ヒバクシャ東京第2次訴訟控訴審
国・被爆者 双方の証人を尋問
他の要因があっても放射線の影響は免れない

 2017年12月4日、ノーモア・ヒバクシャ東京訴訟第2次訴訟控訴審証人尋問が東京高裁で開催されました。約45ある傍聴席は被爆者と支援者で満員。入り切れない人が出て、入れ替えをする程でした。
 この日は、原告・山本英典さんの慢性心不全を原爆症と認めた一審の判決を不服とする国側が国立循環器病研究センターの野口暉夫医師を証人に、原告側は放射線の被害に造詣の深い原爆症認定東京医師団の聞間元医師を証人にそれぞれ立て、双方から尋問がありました。
 野口医師は原告の疾病は、高血圧、糖尿病、肥満など通常の成人病疾患を起こす原因によるもので、原爆放射線の影響は認められないと主張。
 聞間医師は、放射線影響研究所などの研究論文により、そうしたリスク因子があっても、放射線の影響は免れないと指摘しました。
 原告側の森孝博弁護士の反対尋問で、国側の証人が放射線の人体への影響について知らず、山本さんの一審の勝訴判決理由さえよく知らないで国側が要請するままに証言をしたことが暴露されました。
 次回の日程は未定ですが、第2次訴訟も春頃には結審し、夏頃に判決となる予定です。