東友会役員の紹介「八十路を越えても」

 「八十路を越えても」のタイトルで、東友会を支える80歳以上で元気に活躍する東友会のみなさんを順次、紹介していきます。

第10回 協議会理事(葛飾) 奥田萩子さん

奥田萩子さん

 いつも分かりやすく的確な挨拶をされると評判の奥田さんは御年90歳。女子挺身隊員として三菱長崎造船所飽之浦本社(3.5キロ)に勤務中、被爆しました。
 防空壕に6時間避難した後、舟に乗り、廃墟と化した街を歩いて女子挺身隊の寮に帰ったそうです。被爆を理由に差別を受けた経験はとくになく、ごく普通の生活をしてきたとのこと。以前、青砥駅そばの勝養寺にあった「原爆の図」(丸木位里画)を観に行ったとき、たまたま当時の畠岡義人会長(故人)に出会い、誘われて葛友会に入会。以来、役員として葛友会の活動を担い、東友会互助会の役員なども務めました。
 毎夏の葛飾区「非核平和祈念のつどい」や東友会の追悼のつどいはもちろん、長崎の平和祈念式典に何度も参列しています。鈴木康雄前会長が一身上の都合で引退されたあと、当時を記憶していて被爆証言のできる人という理由から、葛友会の会長を引き受けることになりました。
 年齢を感じさせない元気な姿は、他の協議会理事や葛飾の被爆者、区職員のみなさんの励みにもなっています。(家島昌志)