核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)のノーベル平和賞受賞に寄せて
受賞をお祝いし、これからも共に頑張ることを誓います
一般社団法人東友会代表理事 大岩孝平

 2017年のノーベル平和賞が核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN〈アイキャン〉)に贈られることが決まりました。
 授賞理由についてノルウェーのノーベル委員会は、(1)核兵器使用の破局的な非人道的影響に光を当てた、(2)核兵器禁止条約の採択への道を切り開いた、と述べました。
 「核なき世界の実現」は被爆者の心からの願いです。
 ですから、7月7日に国連が「核兵器禁止条約」を122カ国の賛成で採択したとき、諸手を挙げて喜び合いました。そして「禁止」から「廃絶」への運動をいっそう強めていこうと誓い合ったものでした。
 ICANは、「核兵器にたゆまず反対し続けてきたすべての人を称賛するものであり、被爆者の大きな功績を認めたものだ」と語り、「軍縮は非現実的な夢ではなく、人道的に喫緊に必要なものだ」とし、すべての国に核兵器禁止条約の署名・批准を促すと述べました。
 これにたいし日本政府は、禁止条約には不参加、ノーベル平和賞についても正式なコメントを出さず、外務省の「報道官談話」でお茶を濁しました。
 私たちは、「核なき世界」への機運が高まっているいまこそ、また北朝鮮での緊張が険しくなっているときだけに、核兵器使用の残虐な実相を語り広げていかなければならないと思います。東京の被爆者も力の限り頑張ります。